真言宗のお寺で出家得度して尼となり、修行を続けながらの自分自身の心の成長を綴っています。

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着信拒否


母に手紙を渡すのはやめることにしました。

代わりに、その場で母に、
自分の心の内側を見せることにしました。

「でもお母さん、苛められる人は、
本当に辛いんだよ」

と私は母に切り出しました。

私が何を言いたいのかを察した母は、

「あんただって苛められてたって言ってたもんね。
あんたは何をされたのよ?」

と尋ね返してきたので、

学校の帰りに一人で校庭を歩いていたら、
後ろから石が飛んできて、
後頭部にあたって血の出た時のことを話しました。

「後ろには、クラスでイジメの糸を引いていた男子と、
野球部の男の子たちが集団で歩いていたの。
数メートル後ろを歩いていたから、
投げたのは野球部の子だったと思う。恐かった」

と母に言うと、

「あんたはまたちょっと、なんていうか弱いのよ。
繊細過ぎるんだよね?あたしだったら後ろ向いて、
なにすんのよ、バカーって石を投げ返してやる。
次の日学校に行ったらみんなに言いふらしてやる、
あんたはおとなしすぎるのよ」

と早口に畳み込んできました。

ああ、この人はこういう人だから、
私は絶対に言えなかったのだと再確認しました。


親友だと思っていた友人に、
「障碍者のクラスに入ればよかったのに」
と言われて傷ついて、
何も言いかえせなくなった時の話をすると、

「そんなのね、あたしだったらその子の傷つくことを、
なんかすぐに探して言い返してやるわ。
あたしの親友がムカつくこと言ってきたとき、
なによあんたの父親なんて肺結核じゃんて言い返してやった。
その子の父親が肺結核になった時、
村八になりかけて、その子はそのことを一番気にしていたからね。
あんたは傷つきやす過ぎるしおとなしすぎるの。
すぐに言い返さなきゃ。」

と言いました。

分かってはいたことだけど、
私はこういう人の腹から生まれてきたのだと諦めました。

師匠が私に言ってくれるような、
私が本当に成長できるような教えを、
この人には求められないのだともう一度確認しました。

夫に、石を投げられたときの話をしたときには、
夫はその場で私の頭を優しく撫でて、

「そんなことされたの?かわいそうに。」

と言って抱きしめてくれました。


母にもただ、そうしてほしかったのです。
今の私ではなく、
子供の頃の私に、そうしてあげてほしかっただけなのです。

「おまえが弱いから」

「おまえが傷つきやすすぎるせい」

ともっと責めるのではなく、

ただ、「痛かったね」と言って、
抱きしめてほしかったのです。


この人を親と思うのをやめよう、

と私は、冷静に判断しました。


親と思うのをやめるということは、

理想を押し付けて期待して、
追い求めるのをやめるということなのです。


翌日、母から一通のメールが届き、
開けてみると、それは私への攻撃の内容でした。

妹が実家に置いている洋裁の道具やベビー用品、
それから私が持ち帰るのを忘れた、
次男の歩行器が邪魔だという内容で、

突発的に湧き上がってきたイライラを、
また私にぶつけてきたのです。

「イライラして文句言いたくなると私を選ぶのね。
歩行器は次回引き取りますが、
他のベビー用品については、
まりちゃんは流産したばかりなのだから今は文句言わずに、
預かっていてあげたらどう?
広い家に一人なのだから、置くところはたくさんあるでしょう。
ケチな気持ちにならないようにしてほしいと思います」

と返信すると、

「捨てたい。全部捨てたい。この土地も。
この家も。ここの暮らしも思い出も。
全部処分したい。裸足で出たい」

と返事が返ってきました。

それを読み、私の中である決意が生まれ、
私は母に、

「わかった。私はその土地を捨てます。
私が捨てなければお母さん幸せになれないね。
踏ん切りがつきました」

と返信をして、母からのメールも電話番号も、

『着信拒否』に設定したのです。



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プロフィール

瑠史

Author:瑠史
十一面観音をお祀りして、自宅でかんのんいんを開いています。

第三子を妊娠中に出家得度して尼となり、OSHO禅タロットを使った個人セッションを受け付けています。過去から未来までを見通し、人生を変えたい方のお手伝いを致します。

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