真言宗のお寺で出家得度して尼となり、修行を続けながらの自分自身の心の成長を綴っています。

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腰痛



妹の赤ちゃんの供養が終わり、

「お寺ですごくいい名前を付けてもらった」

という報告を受けた後、
こんな夢を見ました。


夢の中で、実家の庭に立っていると、
家の中で母が、

「私、絶対に供養なんてしないから!」

と怒っているのです。

「そんなこと言わないで、もう天国へ還してあげようよ」

と私が説得すると、
母は外へ出てきて、

「やっぱり供養したい、お線香二本立ててちょうだい」

と言いました。

その母は今の母ではなく、
若いころの、外見も痩せて綺麗な、
昔の母だったのです。


目が覚めると、激しい腰痛に襲われました。

腰が痛くて立ち上がることもままならず、
家の中でも杖を突いて生活することにしました。


母が、自分自身の水子を、
供養する気持ちになったのに違いないと思いました。

私は水子供養の前には、決まって腰痛に苦しむのです。


しかし、現実の世界では気味の悪いほど、
母からの音沙汰は全くなく、

時々、

「今日はお母さんがクレイジーだったよ」

という、妹からの『良くない報告』があるだけで、
一週間が過ぎ、十日が過ぎていきました。

私の腰痛は治る気配もないままでしたが、

それでもへたに母に声をかけて、

「水子供養なんて絶対にしない」

と言われて手こずることも避けたいと思い、
こちらから連絡をする気持ちにはなれませんでした。


「でも水子供養を早くしないと、
その腰痛が治らないんでしょ?」

と私の心配をした妹が、
母に水子供養を勧めてくれたのですが案の定、

「私水子供養もうやったもん、とか言って怒り出して、
全然話にならなかった」

と報告をしてきてくれました。


それでも自分の見た夢のお告げを信じて待とう、
夢の中では「私やっぱり供養したい」と言ってきたのだから、
必ずそうなると信じよう、

と私は、
母から電話のかかってくることを、黙って待つことにしたのです。


母から電話がかかってきたのは、
それからまた三日経った日の夕方でした。


その前の晩に私は、
虹色のワンピースを着て舞台に立ち、
大勢の人の前で演説をするという夢を見ていました。

しかしそのワンピースの裾に汚物がたくさんついているのを発見し、
「このままでは舞台に立てない」
と困っていると、

母がやって来て、「私がトイレ掃除をしないからなのよ」
と言い、何かを思い悩んでいるのでした。


夢から醒めて、
母は水子供養のことを思い悩んでいるのだと思いました。

その夢は、母が供養をしないことで、

長女の私が連帯責任のように、
母のカルマを共に引き受けているのだというお告げなのだと思いました。

それを母が心のどこかでわかっていて、
自分のことだけならこのまま供養しないつもりでいても、
私のために思い悩んでいるのだと、感じたのです。


「明日遊びにおいでよ」

と母に呼ばれて、

その電話では水子供養の話は一切しないまま、
翌日、色々な想いを抱えたまま、

痛い腰を摩りつつ、
実家へ出かけることになったのです。




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プロフィール

瑠史

Author:瑠史
十一面観音をお祀りして、自宅でかんのんいんを開いています。

第三子を妊娠中に出家得度して尼となり、OSHO禅タロットを使った個人セッションを受け付けています。過去から未来までを見通し、人生を変えたい方のお手伝いを致します。

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