真言宗のお寺で出家得度して尼となり、修行を続けながらの自分自身の心の成長を綴っています。

かんのんいんブログ

心配



父が北海道から実家へ戻ってきたのは、
そのドライブの翌日のことでした。

「お父さんが帰ってきたから、みんなで集まろう!」

と浮かれた母から連絡が入り、

私と三人の子供達、
それから妹と妹の子供達がみんなで、
実家に集まりました。

夕食を終えて、
母が私の赤ん坊をお風呂に入れていると、

「いいな、お父さんもお風呂に入れたかったよ」

と父が言ったので、

「じゃあお母さんと三人で一緒に入ればいいじゃない」

と私が勧めると、
照れながらも、父と母と私の息子の三人で、
一緒に入浴をしたのです。


「おまえ、寒いんだから肩まで入れてやれよ」
「わかってるわよ」
「ほら、落とすんじゃないぞ」


という仲の良い両親の会話が聞こえてきて、
私は幸せな気持ちになりました。

本当の私は、両親に仲良くしていてもらいたいと願っていて、
こんな瞬間に、強く幸せを感じることができるのです。


子供たちを連れて買い物に出ていた妹が戻ってきたので、

「今ね、お父さんとお母さん、
この子を一緒にお風呂に入れていたんだよ。
三人で一緒に入っていたの」

と報告をすると、

「へえ、そんなことあるんだ?」

と妹も驚きましたが、
確かに、両親の仲の良いところを見たのは、
久しぶりのことだったのです。


しかし、わかってはいたことでしたが、
それから一週間後に、父からの一通のメールが届き、

私をとても不愉快な気持ちにさせました。


『お母さんがテレビで出家詐欺を観て、
観音様購入から日常の尼さんとの交際費などとても心配しています。
いつも娘たちに心配をかけているのをよそに、
親として心配しています。
稼ぐのは大変、遣うのは一瞬、
とにもかくにも助け合えるのは身内だけ。
精神も自立してお金は大事に。』

という内容の長いメールを読み、
私はぐったりと、嫌な気持ちになりました。


「心配しているのはお母さんでなく自分でしょ」

とメールに向って呟きました。

要するに、おまえをここまで育て上げたのは自分なのに、
どうしてあんな尼さんに金を払って、こっちに流さないのか、

親孝行せずになぜ他人に支払っているのか、

「おまえ一体寺に毎月いくら支払っているんだ」

と父は言いたいのだと思いました。


おまえを育て上げるのに俺がいくら遣ったと思ってるんだ、
回収しなければ気が済まない、

ということを私に言いたくて、

それから、

「あんな尼さんに懐いてないで、
自分をもっと慕ってほしい、
慕う相手を間違えるな」

と、
つまりそういうことが言いたいのだと思ったのです。


そのメールを読み終えると何ともドロドロとした黒い感情が湧き上がり、

その晩に、

私はこんな夢を見たのです。




スポンサーサイト

  1. 未分類
  2. / trackback:0
  3. / comment:0
  4. [ edit ]

« | BLOG TOP | 下り坂 »

comment


 管理者にだけ表示を許可する
 

trackback


« | BLOG_TOP | 下り坂 »

プロフィール

瑠史

Author:瑠史
十一面観音をお祀りして、自宅でかんのんいんを開いています。

第三子を妊娠中に出家得度して尼となり、OSHO禅タロットを使った個人セッションを受け付けています。過去から未来までを見通し、人生を変えたい方のお手伝いを致します。

個人セッションのお申し込みはコチラまでメールにてお願いいたします。
facebookはコチラ

☆サイト『ココナラ』さんでもメール相談を受け付けています☆

最新トラックバック

カテゴリ

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

かんのんいんカウンター

« 2018 02  »
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 - - -

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR



.