真言宗のお寺で出家得度して尼となり、修行を続けながらの自分自身の心の成長を綴っています。

かんのんいんブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

  1. スポンサー広告
  2. [ edit ]

墓参り



卒塔婆をたくさん預かった夢を見た後には、
実家の母に呼ばれたので、二男を抱いて実家へ出かけました。

実家へ向かう車の中で、
「今日はお祖母ちゃんの命日だ」
と思い出しました。

着いたら母に教えなければ、と思っていると、

実家で待っていた母はもう、墓参りの支度を済ませていました。

わかっていて私を呼び出したわけではないけれど、
私を呼んでから思い出したのだと言うと母は、

「今日はお祖母ちゃんのお墓だけでなく、
お祖母ちゃんの実家の方の墓参りにも行きたいの」

と言いました。

祖母の実家というのは、実家の隣の市にあって、
祖母の実家にも霊園にも、
母は子供の時以来、一度も足を運んではいないのです。

「伯父さんと従弟が夢に出てきたの。
夢の中で伯父さんと従弟が、にわとりを一羽ずつ手に持って、
そこの駐車場でにわとりを振ってたの。
『羽が飛び散るからおじさんやめて』って言ったのに、
やめなかったのよ。」

と母は言い、

「三日前に本家の義姉さんが来たから、
もしかしてその従弟が亡くなったんじゃないかと聞いたら、
去年の暮れに亡くなったって言うのよ。
夢の中の、死んだ伯父さんと従弟がいい感じではなかったから、
どうしても墓参りに行きたいの」

と言いました。

前回、警察沙汰の騒動が再発した後、
本家の伯母が、
「これからは私がノブちゃんの母親代わりになる」と言い、
せっせと母のところへ通ってきてくれるようになったのです。


「従弟が死んだのに誰も教えてくれなかった、
教えてくれたらお金を包んで持っていきたかったのに」

車の中で繰り返される母の愚痴を聞きながら、
墓地に向かいました。

母の『頭がおかしくなった』と誰もがそう理解していて、
母はもう、冠婚葬祭すべての行事から外されているのです。


「でも私は親戚が死んだら分かるの。
教えてもらわなくても、夢に絶対に出てくるんだもの」

と母は言いました。


墓地に着き、祖母の墓参りを済ませると、
突風が吹き、卒塔婆ががたがたと鳴りました。

卒塔婆の鳴るその方向には、
生まれて間もなく亡くなった、
実家の隣家の伯母の赤ちゃんのお墓がありました。


「あの子が、寂しいからこっちにも来てくれと呼んでるわ。
やっぱり、あっちもお参りしてから行こう」

と母は言い、
日頃悪態をつき、悪口しか言わない、
実の兄の亡くなった赤ちゃんのお墓の方へ、
ずんずんと歩いて行きました。

私もついて行き、

地蔵菩薩のご真言をお唱えしたのです。




スポンサーサイト

  1. 未分類
  2. / trackback:0
  3. / comment:0
  4. [ edit ]


comment


 管理者にだけ表示を許可する
 

trackback


プロフィール

瑠史

Author:瑠史
十一面観音をお祀りして、自宅でかんのんいんを開いています。

第三子を妊娠中に出家得度して尼となり、OSHO禅タロットを使った個人セッションを受け付けています。過去から未来までを見通し、人生を変えたい方のお手伝いを致します。

個人セッションのお申し込みはコチラまでメールにてお願いいたします。
facebookはコチラ

☆サイト『ココナラ』さんでもメール相談を受け付けています☆

最新トラックバック

カテゴリ

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

かんのんいんカウンター

« 2017 11  »
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR



.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。