真言宗のお寺で出家得度して尼となり、修行を続けながらの自分自身の心の成長を綴っています。

かんのんいんブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

  1. スポンサー広告
  2. [ edit ]

核心


「みんな、意識に上げないだけなんですよ」


以前師匠もそう言っていたように、

どこに問題があって、
何が解決策なのか、

本当は誰もが自分でわかっているのだ、

と確信しました。


「意識に上げることを、赦さないだけなんです」

と何度も言われたことの意味を、
また深く理解しました。


妹と私の間に生まれた溝が前世で作られたものだったなんて、
そんな現実とかけ離れたおとぎ話などではなく、

妹が一番初めに妊娠をしたときに、
私は選択を誤ったのです。


妹が笑顔を見せなくなったのがいつからだったのか、
妹の部屋が散らかり始めたのがいつからだったのか、

妹が自虐的な人生を歩き始めたのが、いつからだったのか。


気が付く、というのはとてもすごいパワーを持っていて、

気付いてしまったら最後、
もう気付く前には戻れないようになっているのです。

「全部、あの時からだ」

と気が付いた私は、

妹を自宅に呼び、
核心に触れていきました。


今回のお正月の件で、
妹が私に内緒で実家へ行っていたことを父から聞かされて、

とても傷ついたと私は正直に話し、

でも自分が妹に対して抱いていた『悪意』に気が付いたことを、
打ち明けました。


「ごめんなさい」

と、私は妹に謝りました。


「あの時、一番最初に私に相談をしてくれたのに、
私はそれを信頼もしていない友達に相談して、
それから親に話して、
赤ちゃんを産まない方向に話が進んでも、
それを阻止しようともしませんでした」

と私は妹に言いました。

妹はポタポタと涙を流し、

「あれは私自身で決断したことだから」

と言い、

「あの時は専門学校のお金を支払った直後だったし、
ちゃんと卒業しなければ、という思いがあったし、
それで自分で決めたのだから」

と言いました。

しかし、

「でも、お母さんが一番最初の赤ちゃんができた時に、
全く同じことが起きたのに、
どうして私にも同じことをさせたのかな、
お父さん」

と言って妹は両手で顔を覆って泣き出し、
その顔は、妹の18歳の頃の面影に戻っていたのです。


タイムスリップが始まっている、

と気が付いた私は驚きつつも、
きっと自分も今、
25歳だったあの日に戻っているのだろうと受け入れて、

そのまま話をつづけました。

「もうひとつ、白状しなければならないことがあるの。
そして、許してもらいたいことが、ある。」

私はそう言い、

泣いている妹の目を逸らさずに、
じっと見つめたのです。




スポンサーサイト

  1. 未分類
  2. / trackback:0
  3. / comment:0
  4. [ edit ]

« 仏様 | BLOG TOP | 蟠り »

comment


 管理者にだけ表示を許可する
 

trackback


« 仏様 | BLOG_TOP | 蟠り »

プロフィール

瑠史

Author:瑠史
十一面観音をお祀りして、自宅でかんのんいんを開いています。

第三子を妊娠中に出家得度して尼となり、OSHO禅タロットを使った個人セッションを受け付けています。過去から未来までを見通し、人生を変えたい方のお手伝いを致します。

個人セッションのお申し込みはコチラまでメールにてお願いいたします。
facebookはコチラ

☆サイト『ココナラ』さんでもメール相談を受け付けています☆

最新トラックバック

カテゴリ

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

かんのんいんカウンター

« 2017 11  »
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR



.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。