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真言宗のお寺で出家得度して尼となり、修行を続けながらの自分自身の心の成長を綴っています。

かんのんいんブログ

核心


「みんな、意識に上げないだけなんですよ」


以前師匠もそう言っていたように、

どこに問題があって、
何が解決策なのか、

本当は誰もが自分でわかっているのだ、

と確信しました。


「意識に上げることを、赦さないだけなんです」

と何度も言われたことの意味を、
また深く理解しました。


妹と私の間に生まれた溝が前世で作られたものだったなんて、
そんな現実とかけ離れたおとぎ話などではなく、

妹が一番初めに妊娠をしたときに、
私は選択を誤ったのです。


妹が笑顔を見せなくなったのがいつからだったのか、
妹の部屋が散らかり始めたのがいつからだったのか、

妹が自虐的な人生を歩き始めたのが、いつからだったのか。


気が付く、というのはとてもすごいパワーを持っていて、

気付いてしまったら最後、
もう気付く前には戻れないようになっているのです。

「全部、あの時からだ」

と気が付いた私は、

妹を自宅に呼び、
核心に触れていきました。


今回のお正月の件で、
妹が私に内緒で実家へ行っていたことを父から聞かされて、

とても傷ついたと私は正直に話し、

でも自分が妹に対して抱いていた『悪意』に気が付いたことを、
打ち明けました。


「ごめんなさい」

と、私は妹に謝りました。


「あの時、一番最初に私に相談をしてくれたのに、
私はそれを信頼もしていない友達に相談して、
それから親に話して、
赤ちゃんを産まない方向に話が進んでも、
それを阻止しようともしませんでした」

と私は妹に言いました。

妹はポタポタと涙を流し、

「あれは私自身で決断したことだから」

と言い、

「あの時は専門学校のお金を支払った直後だったし、
ちゃんと卒業しなければ、という思いがあったし、
それで自分で決めたのだから」

と言いました。

しかし、

「でも、お母さんが一番最初の赤ちゃんができた時に、
全く同じことが起きたのに、
どうして私にも同じことをさせたのかな、
お父さん」

と言って妹は両手で顔を覆って泣き出し、
その顔は、妹の18歳の頃の面影に戻っていたのです。


タイムスリップが始まっている、

と気が付いた私は驚きつつも、
きっと自分も今、
25歳だったあの日に戻っているのだろうと受け入れて、

そのまま話をつづけました。

「もうひとつ、白状しなければならないことがあるの。
そして、許してもらいたいことが、ある。」

私はそう言い、

泣いている妹の目を逸らさずに、
じっと見つめたのです。




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プロフィール

瑠史

Author:瑠史
十一面観音をお祀りして、自宅でかんのんいんを開いています。

第三子を妊娠中に出家得度して尼となり、OSHO禅タロットを使った個人セッションを受け付けています。過去から未来までを見通し、人生を変えたい方のお手伝いを致します。

ホームページを開設しました。メール相談、布小物販売など、こちらからどうぞ。

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